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清水 三郎; 池添 康正; 佐藤 章一
Journal of Nuclear Science and Technology, 13(12), p.738 - 742, 1976/12
被引用回数:2エタン-アンモニア混合系で生成するエチルアミンとn-ブタンに対する核分裂片の照射効果を調べた。反応圧力が1から14気圧の範囲では核分裂片照射の結果は炉内混合放射線およびCo線照射で得た結果に一致している。核分裂片の飛跡内では、線の場合と同様に、正イオンとアンモニアとの反応が優先的に進行していることが明らかである。反応圧力の上昇に伴ない、G(CHNH)は減少しG(n-CH)は増加した。この現象はイオン的な機構によってエチルアミンが生成することを裏付けるものである。
清水 三郎; 池添 康正; 佐藤 章一; 小林 敏明; 中島 隼人
JAERI-M 6406, 15 Pages, 1976/02
核分裂片の化学反応系に対する照射効果を明らかにするための、主要生成物エチルアミンに着目しつつエタン-アンモニア混合系の放射線分解に関する研究を行った。反応圧力が1から14気圧の範囲では生成物の収率に対する核分裂片の特別な効果は観察できなかった。核分裂片の飛跡の構造模型に従って飛跡内での反応を検討した結果、線照射の場合と同様な反応が進行していることが明かとなった。G(CHNH)とG(n-CH)の反応圧力依存性の結果はエチルアミンがイオン的な機構により生成することを裏付けるものである。酸加窒素添加系ではG(CHNH)が増加する現象を観察した。又、酸化窒素添加系ではG(CHNH)とG(n-CH)に対する線質の効果が認められたが、単純にLETの相違によっては説明できず、核分裂片の初期過程に及ぼす効果をも考慮すべきことを示唆するものと考えられる。
清水 三郎; 池添 康正; 佐藤 章一
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 48(3), p.1003 - 1005, 1975/03
被引用回数:3エタンーアンモニア系の線分解において、最大G値0.5でエチルアミン生成が観察された。ラジカル捕捉剤として酸素を用い、エチルアミンはイオン反応およびラジカル反応により生成することが明らかとなった。酸化窒素を過剰に添加した場合にはエチルアミン生成は抑制されたが適量の添加ではその収量は2.4倍に増加する現象を見出した。この増加は水素原子とアルキルラジカルによる、エチルラジカルが酸化窒素に捕捉されて生ずるアセトアルドキシムの還元に基づくものと解釈された。
清水 三郎; 池添 康正; 佐藤 章一; 森山 昇; 小林 敏明
JAERI-M 5562, 12 Pages, 1974/02
エタン-アンモニア混合ガス系のCo-60線照射反応について研究を行なった。含窒素生成物としてエチルアミンとメチルアミンが得られ、生成の最大G値はそれぞれ、0.5と0.1であった。その他に水素、メタン、プロパンおよびn-ブタンが認められた。遊離基捕捉剤として酸素を用い、エチルアミンの生成機構を検討した結果、イオン過程とラジカル過程とからなることが明らかとなった。酸化窒素を添加することによりエチルアミン収量は著しく増加し無添加時の2.4倍となった。又、本系においてエチルアミンの分解反応も無視出来ないことがわかった。